今日は文春、新潮の広告掲載の日! 新聞読んでゴシップ通!

毎週、週刊文春週刊新潮の半5段広告が水曜か木曜に並んで掲載される。

 日経を購読しているのでそれに限った事なのかも知れないが、とても楽しみにしていて、この広告が待ち遠しい。ここを丹念に読むと今の話題に大抵は乗っていけそうな気がするし、少々の世間話であれば、「・・・らしいよ。知らんけど。」レベルの知ったかぶりができる。最後に「知らんけど。」と関西人になりきることが重要なのは言うまでもない。

 今週の右トップは両誌とも自民等の裏金問題。左トップは文春が松本人志、新潮が羽生結弦の元妻関連で異なるが、文春も羽生結弦の元妻関連を左トップ並みに扱っている。その他大きめの記事としては両誌とも宝塚問題。

この中で週刊誌ならではの記事が羽生結弦の元妻案件。

 というかTVがほとんど扱わない。人の離婚の問題だから、社会正義とか人権とか、あるいは犯罪とかが絡んでいない限りは、まあ扱う理由がないのかもしれない。

 でも、羽生結弦の現役時代は今の大谷並みに大スターとしてもてはやして、シーズンになれば、4回まわっただの、足をくじいただの、滑ったの転んだの、私にとってはどうでも良い、聞きたくもない情報をこれでもかと流していたのはTVだろう。

 その人物の離婚である。ある種の落ちたヒーローとしてのニュースバリューは相当なものと思う。しかも100日そこそこでの離婚であってまず特別なケースと言える。こんな特上のゴシップネタでありながら、何故かさっぱりTVニュースにならず、勢い週刊誌の独壇場と化している。なあぜなあぜ?

もう一つ、宝塚の扱いもよく分からない。

 週刊誌報道はパワハラ自殺の問題を通り越して、「宝塚の闇」と表現して組織の体質や経営陣の金銭関係など、相当深いところへ踏み込もうという姿勢がうかがえる。

 一方TV側は、宝塚側の会見や劇団理事長の辞任以降、これといった報道も見られない。週刊誌や新聞等の紙メディアが調査報道的な深堀をしているのと対照を成している。

 ジャニーズ問題も今は一時の勢いがなく、日々新たなニュースの洪水の中ですっかり影が薄くなっているから、ある意味でTVの宿命なのかもしれないと、一定の理解はできる。

 ただ、今回の宝塚問題は、親会社が阪急阪神HDという公共性が高い、しかも上場企業なのだから、そのコンプライアンス順守や子会社ガバナンスの問題も同時に追求されるべきで、その点でジャニーズ”ごとき”とは、本来は決定的に何が問題なのかという認識や問題の所在認識が異なってしかるべきである。

 しかも同時期に阪神の優勝というお祭り騒ぎがあって、TV各局はそちらからは相当の恩恵を受けていた。自分を利する情報は積極的に扱って、かならずしも利にならないものは義務的に、というのはちょっと違うだろう。

 

 いつの間にか週刊誌広告からTV批判みたいになってしまって、ちょっと収拾がつかないので、また次の広告を楽しみにしつつ、今日はこの辺でやめときます。